■ ID | 782 |
■ 種類 | 論文 |
■ タイトル | Measurement of Soluble Arsenic in Soil of Bangladesh by acid-alkali Sequential Extraction |
■ 著者 |
Mohammad Shafiul Azam
立命館大学 Mohammad Shafiquzzaman 立命館大学 Iori Mishima 埼玉県環境科学国際センター Jun Nakajima 立命館大学 |
■ 出版元 | |
■ 出版年 | 2009 |
■ 誌名・巻・号・年 | Journal of Scientific Research, Vol.1, No.1, 92-107, 2009 |
■ 抄録・要旨 | 砒素で汚染された土壌から容易に溶出する砒素の画分を測定するため、酸アルカリ連続抽出法を用いて砒素の溶出について検討を行った。酸化還元電位が低下すると、砒素の溶出が増加したことから、鉄に吸着していた砒素が溶出したことが示唆された。また、pHを変化させた場合は、酸性やアルカリ性で砒素の溶出が増え、pH13においては土壌の30%以上の砒素が溶出した。これらの溶出した砒素は、酸で溶出可能な画分の一部であることが示唆され、土壌表面に弱く吸着している砒素であると考えられた。これらのことから、本抽出法は環境要因に対する砒素溶出の試験に適応可能であることを示した。バングラデシュの雨期と乾期の水田土壌を本法にて測定したところ、雨期にて砒素の溶出可能な画分が増加した。これは、灌漑用の地下水中の砒素からの移行によるものであると考えられた。 |
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